△
日程第6
陳情令和元年第9号、
令和2年第3号及び第15号
△
日程第7 第26
号発議案
○議長(
桜井甚一君)
日程第3、第154
号議案から第193
号議案まで、
日程第4、請願第10号及び第11号、
日程第5、
陳情第21号から第23号まで、
日程第6、
陳情令和元年第9号、
令和2年第3号及び第15号並びに
日程第7、第26
号発議案を一括して議題といたします。 まず、
建設公安委員長の
報告を求めます。
横尾幸秀君。 〔
横尾幸秀君登壇〕
◆
横尾幸秀君
建設公安委員会における
付託議案の
審査経過並びに結果について、御
報告申し上げます。 まず、
土木部関係として 防災・
減災対策及び
社会インフラの
維持管理については、限られた財源の下、効率的・効果的な対応が求められるので、
地方財政措置の手厚い県債の活用など県の実負担の抑制と必要な
事業量確保の
最大化を図るべきとの意見。 次に、
交通政策局関係として
佐渡航路の維持・確保に当たっては、
佐渡汽船株式会社の
自助努力はもとより
関係者の
一体感を持った対応が必要なので、地元市とのさらなる
連携強化により認識の共有を図るべきとの意見。 以上が、
審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。 次に、
議案採決に先立ち、各党の党議結果並びに
無所属委員の検討結果の
報告を求めたところ、各党・
無所属委員とも全
議案いずれも
原案賛成というものであります。 次いで採決を行い、全
議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上をもって、
報告といたします。
○議長(
桜井甚一君) 次に、
産業経済委員長の
報告を求めます。
笠原義宗君。 〔
笠原義宗君登壇〕
◆
笠原義宗君
産業経済委員会における
付託議案の
審査並びに調査の経過と結果について、御
報告申し上げます。 まず、
産業労働部関係として 起業・創業に当たっては、持続可能な経営の確立が求められるので、
関係団体と連携し
リスクに係る
経験者の助言など
経営理念の育成に資する
準備段階からフォローアップまで寄り添った支援を一層行うべきとの意見。 次に、
農林水産部関係として 高
病原性鳥インフルエンザについては、本県においても
環境試料から
ウイルスが検出され家禽での
発生リスクが高まっているので、全県に及ぶ野鳥の監視や
養鶏農場に対する
防疫対策の指導など予防の徹底に努めるべきとの意見。 以上が、
審査並びに調査の過程で述べられた主な意見の概要であります。 次に、
議案採決に先立ち、各党の党議結果並びに
無所属委員の検討結果の
報告を求めたところ、各党・
無所属委員とも全
議案いずれも
原案賛成というものであります。 次いで採決を行い、全
議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上をもって、
報告といたします。
○議長(
桜井甚一君) 次に、
厚生環境委員長の
報告を求めます。
高橋直揮君。 〔
高橋直揮君登壇〕
◆
高橋直揮君 厚生環境委員会における
付託案件の
審査経過並びに結果について、御
報告申し上げます。 まず、
県民生活・
環境部関係として 2050年までの
温室効果ガス排出量の実質ゼロの実現に当たっては、
経済活動への影響を考慮した
温暖化対策が重要なので、
市町村や
関係部局と連携・協力の下、
実効性のある
施策展開を推進すべきとの意見。 次に、
病院局関係として いわゆる
僻地病院については、持続可能な
医療提供体制を確保していくことが求められるので、
デジタル化による
オンライン診療の推進など国の動きを捉えた新たな支援の
可能性を検討すべきとの意見。 以上が、
審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。 次に、
議案採決に先立ち、各党の党議結果の
報告を求めたところ、自由民主党、未来にいがた、
リベラル新潟並びに公明党からは、全
議案いずれも
原案賛成。
日本共産党からは、第156
号議案及び第157
号議案については、マイナンバーカードと
保険証とのひもづけは
個人情報漏えいリスクを高めるため、第165
号議案については、不足する
介護職員の
確保対策に逆行するため、それぞれ反対。 その他の
議案については、いずれも
原案賛成というものであります。 次いで採決を行い、全
議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、
陳情の
審査結果について申し上げます。 継続中の
陳情令和2年第15号については、
継続審査。
陳情第21号については、
民間企業による
安定供給に向けた取組が広がっており、
国策会社設立の
必要性は乏しいため、
陳情第22号については、真偽不明の情報に基づく独自の主張は
信憑性に欠けるため、
陳情第23号については、持続可能な
社会保障制度の確立や
高齢者に配慮し、必要な措置を講ずるよう国に要望しているため、それぞれ不採択とすべきものと決した次第であります。 以上をもって、
報告といたします。
○議長(
桜井甚一君) 次に、
総務文教委員長の
報告を求めます。
冨樫一成君。 〔
冨樫一成君登壇〕
◆
冨樫一成君
総務文教委員会における
付託案件等の
審査経過並びに結果について、御
報告申し上げます。 まず、
総務管理部関係として
県出資法人については、
社会経済情勢の変化に即した
見直しが求められるので、事業の
有用性の検証や
経営健全化に向けた
運営指導など的確に対応すべきとの意見。 次に、
教育委員会関係として
新潟県
行財政改革行動計画に基づく
文教施設の
見直しに当たっては、将来にわたり
設置目的にかなう
県民サービスの提供が求められるので、
収蔵品をはじめ
財産管理や事業の
方向性などを多角的に検討すべきとの意見。 以上が、
審査の過程で述べられた主な意見の概要であります。 次に、
議案採決に先立ち、各党の党議結果並びに
無所属委員の検討結果の
報告を求めたところ、各党・
無所属委員とも全
議案いずれも
原案賛成というものであります。 次いで採決を行い、全
議案とも原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、請願・
陳情の
審査結果について申し上げます。 継続中の
陳情令和元年第9号及び
令和2年第3号については、
継続審査。 請願第10号については、
中学校全学年の35人以下学級の
完全実施は諸事情から難しく、他の項目は
対応済みであるため、請願第11号については、
高等学校では、
一定規模の集団の中で資質や能力を育むことが求められており標準とされる学級が妥当であり、他の項目は
対応済みであるため、それぞれ不採択とすべきものと決した次第であります。 また、本
委員会として、
地方自治体の
デジタル化推進に向けた
支援等を求める
意見書及び
拉致被害者全員の
即時一括帰国を求める
意見書を発議することと決しました。 以上をもって、
報告といたします。
○議長(
桜井甚一君) これより採決いたします。 まず、
一般会計補正予算、すなわち、第154
号議案を採決いたします。 本案の
委員長の
報告は可決であります。本案を
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は
委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、
企業会計関係予算2件及び条例1件、すなわち、第156
号議案、第157
号議案及び第165
号議案を一括して採決いたします。 3案の
委員長の
報告はいずれも可決であります。3案を
委員長報告のとおり決するに
賛成の諸君の
起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君)
起立多数。よって、3案は
委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、残りの
企業会計関係予算1件、すなわち、第155
号議案を採決いたします。 本案の
委員長の
報告は可決であります。本案を
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は
委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、残りの条例15件、すなわち、第158
号議案から第164
号議案まで、第166
号議案から第172
号議案まで及び第26
号発議案を一括して採決いたします。 15案の
委員長の
報告はいずれも可決であります。15案を
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、15案は
委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、
事件議決21件、すなわち、第173
号議案から第193
号議案までを一括して採決いたします。 21案の
委員長の
報告はいずれも可決であります。21案を
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、21案は
委員長報告のとおり可決いたしました。 次に、
陳情令和元年第9号を採決いたします。 本
陳情を
委員長報告のとおり
継続審査とするに
賛成の諸君の
起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君)
起立多数。よって、本
陳情は
委員長報告のとおり決しました。 次に、
陳情令和2年第3号を採決いたします。 本
陳情を
委員長報告のとおり
継続審査とするに
賛成の諸君の
起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君)
起立多数。よって、本
陳情は
委員長報告のとおり決しました。 次に、
陳情令和2年第15号を採決いたします。 本
陳情を
委員長報告のとおり
継続審査とするに
賛成の諸君の
起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君)
起立多数。よって、本
陳情は
委員長報告のとおり決しました。 次に、請願第10号を採決いたします。 本請願を
委員長報告のとおり不採択とするに
賛成の諸君の
起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君)
起立多数。よって、本請願は
委員長報告のとおり決しました。 次に、請願第11号を採決いたします。 本請願を
委員長報告のとおり不採択とするに
賛成の諸君の
起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君)
起立多数。よって、本請願は
委員長報告のとおり決しました。 次に、
陳情第23号を採決いたします。 本
陳情を
委員長報告のとおり不採択とするに
賛成の諸君の
起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君)
起立多数。よって、本
陳情は
委員長報告のとおり決しました。 次に、
陳情第21号及び第22号を一括して採決いたします。 これらの
陳情2件を
委員長報告のとおり不採択とするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、2件は
委員長報告のとおり決しました。 ――
――――――☆――――――――
△
日程第8
選挙管理委員の選挙
○議長(
桜井甚一君)
日程第8、
選挙管理委員の選挙を行います。 お諮りいたします。
選挙管理委員の選挙は、議長の
指名推選により行いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、議長は、 天 井 貞 君 櫻 井 優 君 小 島 松 彦 君 内 山 五 郎 君をそれぞれ指名いたします。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、
選挙管理委員に、 天 井 貞 君 櫻 井 優 君 小 島 松 彦 君 内 山 五 郎 君がそれぞれ当選されました。 ――
――――――☆――――――――
△
日程第9
選挙管理委員補充員の選挙
○議長(
桜井甚一君)
日程第9、
選挙管理委員補充員の選挙を行います。 お諮りいたします。
選挙管理委員補充員の選挙は、議長の
指名推選により行いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、議長は、 上 村 憲 司 君 中 川 征 二 君 阿 部 信 幸 君 青 木
千代子 君をそれぞれ指名いたします。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、
選挙管理委員補充員に、 上 村 憲 司 君 中 川 征 二 君 阿 部 信 幸 君 青 木
千代子 君がそれぞれ当選されました。 なお、
委員欠員の場合、
補充員の補充の順序は、ただいま指名いたしました順序のとおりとするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 ――
――――――☆――――――――
△
日程第10 第29
号発議案
○議長(
桜井甚一君)
日程第10、第29
号発議案を議題といたします。 〔
発議案は付録に掲載〕
◆
松原良道君 ただいま議題となりました第29
号発議案は、
趣旨弁明及び
委員会の
審査を省略することを望みます。
○議長(
桜井甚一君)
松原良道君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。
○議長(
桜井甚一君) 第29
号発議案に対して討論の通告がありますので、これを許します。 遠藤玲子君の発言を許します。遠藤玲子君。 〔遠藤玲子君登壇〕
◆遠藤玲子君
日本共産党の遠藤玲子です。議題となっております第29
号発議案、すなわち
地方自治体の
デジタル化推進に向けた
支援等を求める
意見書案に反対する立場から討論を行います。 まず、我が党は、県民の暮らしに役立つ行政の
デジタル化については必要であり、住民の利便性を高める
デジタル化は大いに進めるべきだと考えております。その上で本
意見書案に反対するのは、菅内閣が進めようとしている行政の
デジタル化には、看過できない問題点が含まれていると考えるからであります。 その第1は、行政の
デジタル化の最優先の課題として、マイナンバーカードの普及が位置づけられているという点です。 菅首相は、9月16日の就任会見で、デジタル庁の創設とともに、行政の
デジタル化の鍵はマイナンバーカードですと述べられました。 本
意見書案が引用している政府の成長戦略会議の実行計画にも、マイナンバーカードについては、今後2年半のうちにほぼ全国民に行き渡ることを目指し、来年3月から
保険証とマイナンバーカードの一体化を始め、運転免許証の
デジタル化も進めると記述されています。 あと二、三年で、全ての国民がマイナンバーカードを持たせられ、健康
保険証や運転免許証をはじめとする膨大な個人情報がひもづけされれば、このカードの紛失や盗難などによる個人情報漏えいの
リスクは大きく高まります。 実際、国民番号制が先行しているアメリカなどでは、不正に他人のナンバーを入手して本人に成り済まし、様々な犯罪に悪用され、本人が知らないうちに犯罪者となってしまうケースや、中には犯罪組織に自ら進んでマイナンバーカードを売って犯罪に加担するケースまで発生していることが
報告されています。 日本では、マイナンバー導入以来5年も経過しているのに、マイナンバーカードはいまだに国民の2割しか普及していません。その最大の理由は、個人情報漏えいの懸念や行政に対する不信、さらには
高齢者など国民の中にITリテラシー、デジタル機器に対する知識や理解、活用する能力が全くないか極めて不十分な人々が多数存在しているからにほかなりません。 マイナンバーカードには大事な個人情報が含まれていることをよく理解できなかったり、パソコン、スマホなどの操作に不慣れな人々にまで機械的に普及することなどあってはなりません。 第2に、この
意見書案が指摘する国、地方を通じたデジタル基盤の標準化についても重大な問題点が含まれています。 安倍内閣の下で策定された2018年の自治体戦略2040構想研究会の第二次
報告は、次のように述べています。自治体が住民サービスを持続的かつ安定的に提供していくためには、AIやロボティクスによって処理することができる事務作業は全てAI、ロボティクスに任せ、職員は職員でなければできない業務に特化することが必要である。従来の半分の職員でも自治体として本来担うべき機能が発揮できるような仕組みを構築する必要がある。 しかし、今感染症対策に直面する中で、マンパワー確保が決定的だということを痛感しています。過度な行政の
デジタル化、標準化によって自治体職員を大幅に削減することになれば、甚大化している自然災害への対応や感染症対策などに大きな支障を来すことになるでしょう。 最後に、県民の利便性を高める
デジタル化については進めるべきと考えますが、国民全員に機械的にマイナンバーカードを普及するなど、過度な
デジタル化を拙速に推進すべきではありません。 県民が自らの意思で、従来どおりのアナログ的手法による事務手続も選択できる環境こそ残していくべきだと強く主張して、討論といたします。
○議長(
桜井甚一君) これにて討論は終局いたしました。 これより、第29
号発議案、
地方自治体の
デジタル化推進に向けた
支援等を求める
意見書を採決いたします。 本案を可決するに
賛成の諸君の
起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君)
起立多数。よって、本案は可決いたしました。 ――
――――――☆――――――――
△
日程第11 第30
号発議案
○議長(
桜井甚一君)
日程第11、第30
号発議案を議題といたします。 〔
発議案は付録に掲載〕
◆
松原良道君 ただいま議題となりました第30
号発議案は、
趣旨弁明及び
委員会の
審査を省略し、直ちに採決することを望みます。
○議長(
桜井甚一君)
松原良道君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより、第30
号発議案、
拉致被害者全員の
即時一括帰国を求める
意見書を採決いたします。 本案を可決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。 ――
――――――☆――――――――
△
日程第12 第31
号発議案
○議長(
桜井甚一君)
日程第12、第31
号発議案を議題といたします。 〔
発議案は付録に掲載〕
○議長(
桜井甚一君) 第31
号発議案について、上杉知之君の
趣旨弁明を許します。上杉知之君。 〔上杉知之君登壇〕(拍手)
◆上杉知之君 未来にいがたの上杉知之です。提出者を代表し、第31
号発議案、大学の
対面授業拡大に向けた支援を求める
意見書について
趣旨弁明いたします。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、大学生の学びの機会が脅かされています。小
中学校や
高等学校等では通常の授業が行われているものの、大学生は行動範囲が広く、大教室での授業や教室間の移動など感染
リスクが高いことを理由として、多くの大学がいまだにオンライン授業併用で対応しています。大規模校ほど対面授業を制限しているので、いまだオンライン授業のみの学生は相当います。 オンライン授業によるメリットもあると言われていますが、大学にはオンラインでは得られない学びがあります。キャンパスで教員や友人と語り合うことで育まれる社会力、人間力も大学で学ぶ大きな意義の一つです。 大学構内への立入禁止措置により、人間関係を育む大切な機会を失い、特に新入生はクラスやサークル等で新しい友人をつくる機会も少なくなっています。また、授業のほか友人関係や経済事情などに関し悩みがあっても、誰にも相談できずに心の不安を抱える学生もいます。 大学にはあらゆる手段を講じ、早期に対面授業の拡大に取り組み、新しい生活様式の中で学生の学びと人間関係を築く機会を保障することが求められています。 萩生田文部科学大臣は、国公私立大学の学長と面会し、対面の授業が十分に受けられないという学生の声や、入学してから数えるほどしかキャンパスに足を踏み入れていないという新入生の切実な声が寄せられている。可能なものについては感染対策を講じた上で対面による授業も検討してほしいと要請していますが、国には感染症対策など大学が講じる対面授業の拡大に向けた取組に対し、技術面や財政面での支援が求められます。 よって、国会並びに政府に対し、大学における対面授業が早期に拡大され、大学生が安心して登校できるよう、大学による感染防止対策を支援することを求める本
意見書案を提出するものであります。 以上、満場の皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、
趣旨弁明といたします。(拍手)
◆
松原良道君 ただいま議題となっております第31
号発議案は、
委員会の
審査を省略し、直ちに採決することを望みます。
○議長(
桜井甚一君)
松原良道君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより、第31
号発議案、大学の
対面授業拡大に向けた支援を求める
意見書を採決いたします。 本案を可決するに
賛成の諸君の
起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君)
起立少数。よって、本案は否決いたしました。 ――
――――――☆――――――――
△
日程第13 第32
号発議案
○議長(
桜井甚一君)
日程第13、第32
号発議案を議題といたします。 〔
発議案は付録に掲載〕
○議長(
桜井甚一君) 第32
号発議案について、大渕健君の
趣旨弁明を許します。大渕健君。 〔大渕健君登壇〕(拍手)
◆大渕健君 ただいまの第32
号発議案、すなわち
児童手当の
所得制限に反対する
意見書案について
趣旨弁明をいたします。 政府は、12月15日の臨時閣議で全世代型社会保障検討会議の最終
報告を決め、これにより中学生以下の子供がいる世帯に支給している
児童手当について、年収1,200万円以上の家庭の子供約61万人分の特例給付が不支給になるとのことであります。 今回の
児童手当の
所得制限には断固として反対であります。 まずもって、社会全体で子供の育ちを支える観点から、世帯年収にかかわらず、全ての子供に対して
児童手当を給付すべきであります。 今回新たに不支給となる世帯は、
所得制限のために高校授業料無償化等の子育て支援をほとんど受けられない家庭であり、唯一とも言える
児童手当の特例給付さえも削られることになります。税金や社会保険料の負担が重い上に、特例給付も不支給となると、子育て世帯間の不公平感がさらに高まります。 そもそも、この特例給付対象だった子育て世帯こそが2人目、3人目を希望していくということでなくてはならないと思いますが、そのマインドも落ち込んでしまうわけであります。 そして、何より我が国の重要かつ喫緊の課題である少子化対策に全く逆行しております。菅総理は、総理所信表明演説で、長年の課題である少子化対策に真正面から取り組み、大きく前に進めてまいりますと述べていますが、矛盾も甚だしい。
児童手当を削って待機児童の解消に充当するとのことでありますが、同じ分野に付け替えるというのでは前に進めるなどとは到底言えません。百歩譲るとしても、では、少子化対策の成果が出ていると言えるのかと問いたいです。 そもそも、我が国の家族関係社会支出は先進国の中で最も低い水準と言われております。その数字は、国立社会保障・人口問題研究所の統計によれば、対GDP比で日本は1.88%、これは2017年の数字であり、ドイツは3.82%、フランスは5.55%、この両国はいずれも2015年の数字でありますが、このように少子化対策、子育て支援は拡充してしかるべきなのであります。 加えて、特例給付はリーマンショック時からスタートした制度でありました。その後、東日本大震災などを経ても維持されてきました。日本中がコロナ禍で苦しんでいる今、なぜこのように制限して不支給にするということができましょうか。 これまでの報道によると、年収960万円以上の家庭の子供に1人当たり5,000円を支給しているこの特例給付そのものを廃止する案、また
所得制限の算定基準を、夫婦で所得が高いほうから夫婦の所得の合算に変更する案などが検討されていたといいます。 こうした
所得制限がさらに進めば、一定程度の所得がある子育て世代の家庭では大幅な減収となり、子供を産み育てるモチベーションの低下につながることが大いに懸念され、予断を許しません。 最後に、もう一度繰り返します。我が国における少子化対策、子育て支援のための予算はもともと少ないのです。よって、
児童手当を削って回すのではなく、待機児童解消のための予算は改めて確保すべきであります。菅政権が縦割り行政の排除を掲げているのであればなおのこと、子育て予算以外の予算の
見直しから財源を捻出すべきであり、
児童手当の
所得制限に反対することを強調し、
趣旨弁明といたします。 満堂の皆様の御賛同をお願いいたします。(拍手)
◆
松原良道君 ただいま議題となっております第32
号発議案は、
委員会の
審査を省略し、直ちに採決することを望みます。
○議長(
桜井甚一君)
松原良道君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、動議のとおり決しました。 これより、第32
号発議案、
児童手当の
所得制限に反対する
意見書を採決いたします。 本案を可決するに
賛成の諸君の
起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
桜井甚一君)
起立少数。よって、本案は否決いたしました。 ――
――――――☆――――――――
△
常任委員会、
議会運営委員会及び
特別委員会の閉会中
継続調査
○議長(
桜井甚一君) お諮りいたします。
総務文教委員会、
厚生環境委員会、
産業経済委員会及び
建設公安委員会については、所管事項の調査のため、また、
議会運営委員会については、2月
定例会の会期
日程の協議等のため、また、人口減少問題対策
特別委員会、新総合交通・防災対策
特別委員会及び県民所得アップ対策
特別委員会については、その性格上、
設置目的が終了するまで、それぞれ閉会中も
継続調査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
桜井甚一君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 ――
――――――☆――――――――
○議長(
桜井甚一君) 提出案件全部議了いたしました。 これにて12月
定例会は閉会いたします。
△午後1時39分閉会...